建設業を起業しようとし、創業融資を受けようと考えた時、

金融機関の融資担当者はどこをみるのでしょうか?担当者の視点は?

 

創業企業には、

・事業実績が当然ないわけですから財務データはありません。

・取引実績もないので信用情報もありません。

 

では、担当者はどこを見るのか?

その答えは

① 経営者としての資質が備わっているか

② 事業計画は的確なものか

 

企業の経営資源は、人・モノ・金とよく耳にするはずです。

創業する企業で考えれば、社長自身の資質を見られます。

人については人脈、モノはその社長の経験や知識、そして金についてはお金の管理能力。

つまり、自己資金をどれだけどのように貯めたか

(金額の多寡ではなく、準備した姿勢)で判断されます。

 

自己資金なしでも、融資が受けられないということはありませんが、

自己資金を創業資金の2~3割準備できている人が成功しているケースが多いようです。

 

自己資金は重要です。

・借入負担を軽減できます。⇒ 返済リスクを軽減できる

・資金繰りに余裕ができます。⇒ 予測売上達成までのつなぎ資金となる

・創業準備の証 ⇒ 計画性・事業意欲がわかる

 

担当者も人間ですから、創業の真剣な意欲を感じれば応援したくなるということです。