建設業に限らず、経営には何かとお金がかかります。
自分の勉強の為や、従業員の教育の為にお金を使っていくのは大変です。
しかし従業員にしっかりと教育して、育ってもらわなければ会社を安定させることは難しいとも言えます。
そんな時に使える助成金を紹介します。
【建設労働者確保育成助成金】
「建設労働者確保育成助成金」は、建設労働者の雇用の改善、技能の向上をめざす中小建設事業主や中小建設事業主団体等を支援する制度です。建設業における若年労働者を確保・育成し、技能承継を図り、建設労働者の安定した雇用と能力の開発・向上を目的としています。
◆認定訓練・技能実習
事業主が従業員に訓練や実習を受けさせる費用を助成してくれる「経費助成」と、従業員の賃金を助成してくれる「賃金助成」の2種類があります。
◆雇用管理制度の整備助成
雇用管理制度の整備に関する助成金です。これは、建設業に従事する従業員の雇用を安定させるためにある助成金です。
つまり、雇用環境を良くして、従業員に「良い会社だな。」と思ってもらい、長く会社に勤めてもらえるようにすること、また「是非ともこの会社で働きたい。」と思ってもらい、よりたくさんの人に入職してもらえるようにすることが目的です。
そのため、この助成金は2段階になっています。
1段目は、この制度を作るための「制度導入助成」。そして2段目はこの制度を達成した後にもらえる「目標達成助成」です。
◆若年者及び女性に魅力ある職場づくり事業
若年者及び助成に魅力ある職場づくり事業。
これは賃金助成はなく、経費助成のみとなります。
建設事業主が若年及び女性労働者の入職や定着を図る事を目的とした事業を行った場合、経費の一部を助成するというものです。
つまり、「建設業界に入ってくる若い人や女性に対し、長く継続して働いてもらいたい」という目的の助成金です。