建設業の許可業種をどう選んだら良いでしょうか?
許可業種を選ぶときには、許可業種を把握した上で、人材として「専任技術者」に該当する人がいるかどうかを確認することも大切です。
たとえば、住宅リフォーム会社の場合、内装間仕切りを行うのに、木材、石膏ボード、壁紙などで加工する仕事なら「内装仕上工事」の許可が必要です。また、同時に外壁の塗装を行うなら「塗装工事」も必要になりますし、台所や浴槽の配管工事もとなれば「管工事」許可も必要になります。
でも、これらの業種すべての許可を取得するというのは現実的ではありません。人材もコストもかかりますから。
では、どう考えるか?
「どの業種を核にするか」なんですね。
内装仕上工事を核にし自社施工とし、塗装工事や管工事は従とし、下請に発注すれば、内装仕上工事の許可のみの取得で済むことになります。
つまり、自社の業務内容をきちんと把握した上で、どの業種を核とするかによって許可業種を判断・選択していくことが重要になります。